マテ

mid90s ミッドナインティーズのマテのレビュー・感想・評価

3.3
製作者がこの時代を好んでいることはなんとなく伝わってくる。でも私にとっては、瑞々しさと切なさと染み入るような愛情が不足している作品に感じられた。というか、そういうものを描こうとしている作品ではない気もする。つまらないとまでは言わないが、私が求めるもの、心を動かされるものは含まれていない。
酒、タバコ、ドラッグ、女。まだ幼い男の子を泥沼へ引き摺り込むのが「仲間」というのも、普通に引く。自分らが破れかぶれだからって、他人を巻き込んでいいはずないでしょ。ふんわりと嫌な気分になった作品だったが、制作者は何が伝えたかったの?
マテ

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