Kei

グリーンブックのKeiのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.0
現代でもなくならない根深い人種差別。
1960年代はもっと酷いものだったに違いない。

何故そういう差別があるのか
何故嫌悪感を持つのか

決まりだから、風習だから

自分の肌の色を違う人を毛嫌いする人は
深く考えてない人も多いのだろう。


トニーも最初はそういう人の1人だと思っていた。

シャーリーに出会い旅に出て

車中での何気ない会話や
シャーリーがどんな扱いを受けるのかを直に見たり、
彼のアイデンティティの苦悩を知った後も

トニーの接し方に人柄がすごく出ていて
無骨だけど格好良かった。
彼は今までは何も知らなかっただけだった。

あの優しくて美しい奥さんがトニーをとても愛しているのもわかる
手紙のくだりもオチも最高だった。

性格も考え方も違う2人の距離が
少しずつ近づいていく様子が嬉しかったし

旅の終わりの夜道の運転にまたも悪夢が……と思ったら
嬉しいことに上書きされて

なんてステキなクリスマスなんだろう。
2人が巡り合えて本当に良かった。

そして皆さんが言ってますが
私も同じく
ケンタッキーフライドチキンが
食べたくなってしまいました。

あのシーンを見ながら食べたら最高に美味しいはず。
Kei

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