現代でもなくならない根深い人種差別。
1960年代はもっと酷いものだったに違いない。
何故そういう差別があるのか
何故嫌悪感を持つのか
決まりだから、風習だから
自分の肌の色を違う人を毛嫌いする人は
深く考えてない人も多いのだろう。
トニーも最初はそういう人の1人だと思っていた。
シャーリーに出会い旅に出て
車中での何気ない会話や
シャーリーがどんな扱いを受けるのかを直に見たり、
彼のアイデンティティの苦悩を知った後も
トニーの接し方に人柄がすごく出ていて
無骨だけど格好良かった。
彼は今までは何も知らなかっただけだった。
あの優しくて美しい奥さんがトニーをとても愛しているのもわかる
手紙のくだりもオチも最高だった。
性格も考え方も違う2人の距離が
少しずつ近づいていく様子が嬉しかったし
旅の終わりの夜道の運転にまたも悪夢が……と思ったら
嬉しいことに上書きされて
なんてステキなクリスマスなんだろう。
2人が巡り合えて本当に良かった。
そして皆さんが言ってますが
私も同じく
ケンタッキーフライドチキンが
食べたくなってしまいました。
あのシーンを見ながら食べたら最高に美味しいはず。