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グリーンブックのTenTenのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
まずはマハーシャラ・アリに拍手を贈ろう。話はそれからだ。この作品は彼がいなかったら、成功しなかっただろう。それほどの名演技だった。
5、60年代の南部の問題とドン・シャーリーの寛容性、そしてトニーの心の変化をこの上なく上手く表現できていた。
特にあの雨の中、シャーリーが吠えるシーン。あのシーンは心に響いた。白人でも奴隷のような黒人でもなくただのニガー。彼は本当の自分を探したくて旅に出たのだろう。
役者陣営の演技が良すぎて感情移入がとかもしやすかった。シャーリー、トニー、黒人奴隷などのすべての人間の気持ちが伝わってきた。
この映画を観て、共感したならば共感するだけでなく行動に移さなければならない。自分達の裕福さに感謝し、経済的弱者に少しでも資金を恵むべきではないのだろうか。
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