みゆ

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯のみゆのレビュー・感想・評価

4.0
2022.09.09(206)
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あと3日でプライム会員特典から外れてしまうよシリーズ!

昨日に引き続き、続編の鑑賞。

昨日のを見ておかないと今日のはよく理解出来なかったと思うし、でも瀬長亀次郎さんの活動理念については今日の方がとてもよく分かったし、見て良かった。

昨日はちょっと共産主義なのかな?と感じたが、きっぱりと民主主義を掲げていて、でも米軍(と、その傀儡たち)も民主主義を掲げていて、この相容れない感じが歯痒くて仕方がなかった。あと反米という立場からなのだろうけど、民主主義をかかげながらも、やっぱり共産党に軸を置いていたみたい。アメリカの傀儡である自民党と戦う為にそうなったんだろうな。この辺も私は不勉強なので、あくまで映画を見て感じただけなんだけどね。

見ながら色々と声を上げてしまうことがあったのだけど、国会での瀬長亀次郎さんによる質疑に対し、佐藤栄作首相が実に真摯な答弁を行っていて、現代の国会議員全員がこの映画を見て学べ!!!と思った。佐藤栄作首相も瀬長亀次郎さんも、どちらも沖縄を重要に思っていて、でも立場が異なるので大きな隔たりが出来ているのだなと、とても切なく感じた。

沖縄の人々の流した血の上に私たち本土の人間は安穏と暮らしている。それは今もまだ変わらないのが、政治の難しさなのかなと思った。

晩年の瀬長亀次郎さんは憲法改正について「戦争が起きるからダメだ」と言っていたらしい。でも沖縄を含めた日本を守る為に、アメリカに頼らず、自国による防衛力を強化した方が良いと今の私は考えていて、でも瀬長亀次郎さんの気持ちもすごくよく分かって、とても辛いところにいると改めて感じ入った。
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