あおい

ジョーカーのあおいのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃに恐ろしかった。。

貧富の差が拡大し、生活に困窮する人々は、自分より下の「階層」に属し、不気味に笑うアーサーを無視し、揶揄して、意味もなく袋叩きにして鬱憤を晴らした。
社会の片隅の行き止まりに追い込まれ極限状態のアーサーが、大切にしていたものを全て失って、ジョーカーとして暴力と恐怖の震源地と化していく様が悲しく恐ろしい。

ラストシーン、髪の色が黒に戻ったアーサーがアーカム・アサイラムに収容されているのは、一連の出来事(=ジョーカーのオリジン)は、また新たに思いついたジョークに過ぎなかった、に一票。
バットマンなんていない私たちのユニバースですが、ジョーカーが生まれても不思議はないのかもしれませんね。
あおい

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