このレビューはネタバレを含みます
夜観たら眠れなくなっちゃうかもと思って日曜日の真っ昼間に鑑賞。
終始哀しくて、悲哀という言葉でしか表せないほどに痛みを感じる作品だった。ジョーカーことアーサーの受ける理不尽で悔しい思いがひしひしと伝わり、同情した。
子供時代のブルース(のちのバットマン)にアーサーが会うシーンも印象的だった。
ゴッサムシティで強盗に両親を目の前で殺されたブルースがゆくゆくバットマンとして復讐劇に繰り出すわけだけど、完全にアーサー(ジョーカー)に肩入れをしてしまった私は、ブルースはつまるところ金持ちのおぼっちゃまなだけじゃんと思え、アーサーと根底にあるものの次元が違いすぎ、バットマンを今後ヒーローとして見れるかわからなくなった。ま、でも、そもそもバットマンのことそんなに好きじゃ無かったかも。
アーサーがカウンセラーに、「お前毎回ネガティブになってない?て聞いてくるけど、ネガティブに決まってんだろうが!」というところが異様に響いた。泣
ぶん殴ってやりたいやつも、ぶっ殺してやりたいやつも、そこまででもないやつも、みんなアーサーが手にした拳銃でかたっぱしからぶっぱなしてくれたけど、看板盗んだクソガキ連中、まじ許さないからな。