びーち

狙撃のびーちのレビュー・感想・評価

狙撃(1968年製作の映画)
3.7
加山雄三がクールなスナイパーに扮したハードボイルド・アクション。この手の話の重大要素といえば美女とクルマだが、本作では浅丘ルリ子とトヨタ2000GT。両者大活躍。特に前者は、ファムファタールかと思いきや、殺し屋を愛してしまった健気な女を好演。濃厚な濡れ場の上、半裸でニューギニアの原住民の踊りを踊る大サービスも。ベッドシーンのモンタージュがサイケな味付けで時代を感じさせる。どうということのないストーリーだが、雰囲気だけで見せてしまうのは堀川弘通の手腕によるものだろう。敵役の森雅之がいい。彼の存在が作品に箔を付けているのは間違いない。
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