ダンディー

連鎖のダンディーのネタバレレビュー・内容・結末

連鎖(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画がどうしても観たかったから、
韓国の友人に力を貸してもらった。
ずっと観たかったのに、
有名じゃないから日本では公開されてなくて、
(現在、場所・期間を絞って限定公開中)
どの動画サービスでも配信してない。

でも、これは本当に観てよかった!
8歳ほどの知能しかないソックと、
彼にだけ心を開いた少女ウンジ。
雨の日に感電したウンジを助けようと
必死だったソックを目撃したキム先生は、
ソックを性犯罪者として警察に突きだし、裁判に。

人を信じるということの難しさを訴える作品。
私が誰よりも許せないのは、
ソックは友達じゃないと突き放したウンジでも、
友人仲間たちでも、
先入観から抜け出せず、
何かしらの違和感を感じつつも、
最後までソックが性犯罪者であると言って
考えを変えなかったキム先生でもない。

神父様だ。
ソックを助けるなら、
中途半端に助けたりせずに、
彼を最後まで責任持って世話するべきだった。
彼にはウンジが病気、
ウンジが怪我をした、
友達のウンジが心配、
それしかなかったのに。

最後のシーン、
振り返ったソックの視線の先には誰もいない。
彼はあのまま魚を捕まえに行って、
そのまま死ぬだろうな。
一人でもソックの手を握ってくれる人が
いてほしかった。

キム・デミョンの新たな魅力発見や。
ダンディー

ダンディー