久々に1人の時間が取れたので、私だけで鑑賞。
この作品を知ったきっかけは、Filmarksのタイムライン。
2人のフォロワーさんのレビューで、女性が色とりどりのブラジャーをたくさん干してるジャケ写を発見。
「なんじゃこりゃ。ブラジャーの話❓️」と興味本位で観てみました♬
定年を迎えた運転手ヌルランが、汽車に引っかかったブルーのブラジャーの持ち主を探しに行くロードムービー🎥
全編セリフなしのアゼルバイジャン映画なのですが、人々の豊かな表情やわかりやすい描写でスムーズに意味がわかる。
下心がちょっとはあるヌルランだけど、生真面目で不器用だから全然いやらしくない。
持ち主に返したいあまりに、変質者みたいな行動を始める展開がシュールで笑えるんです😁
でもそんなコメディだけではなく、
★定年まで独身だったヌルランの寂しい生活
★ヌルランと後任の運転手や仲間との交流
★アゼルバイジャンの暮らしぶり。
結婚や男女の力関係、貧富の差など。
★広大な自然と街並みの色彩が織り成す、絵画のように美しい映像美。
★キャラの濃い登場人物たち
など、見どころも多いのに、時間がゆったりと流れていて心地いい。
引き込まれる展開で、1時間半あっという間でした。
予想に反して、映像の美しい人間ドラマです。
探していた人は、案外こんなところに…
ヌルランが心から求めていることに出会えて、本当によかった。
心あたたまる終わりかたは、希望と余韻があって素敵でした🌈