夜の来訪者の先生のネタバレレビュー・内容・結末

1、2年前に話題にしている人がいて気になっていた映画。もうすぐアマプラ終了なので見た。

ド直球の道徳啓蒙だった。仕掛けは最初のほうでわかってしまったのが残念だった。

グール警部の正体は、神、天使の類いだろうけど、名前の由来が気になる。グールといえば食屍鬼だが、雰囲気がそぐわない。お腹の子とも考えられるがおっさんすぎる。
回想で、波打ち際を走る少女にエヴァと呼び掛けているシーンがあるので、父親も考えられる。
父親が守護天使として現れたのかもしれないなあというのが私の結論。

話の作りが、館で食事と会話劇と回想で、劇っぽいなと思ったら、戯曲だった。
なるほど。作りがシンプルで話が作り込まれている。完成度が高い。

両親と婚約者がほっとして、笑い声を上げているのに対して、子供二人が手を握りあって眉をひそめているのがよかった。ある意味、希望。