若きピアニストのコンクールを描いた小説の映画化。
ピアノの演奏シーンや雨や雷の音など、視覚や聴覚が肝となっているのに、どうやって小説で表現したんだろうと、そちらが気になってしまった。
長い小説らし…
静かで邦画らしい良さがつまった作品。
眠くなっちゃう人、飽きちゃう人もいると思うけど、変にエンターテイメントにせず、きちんとピアノを聴かせてくれる。
ずっとピアノを習ってきた者としては、満点つけたい…
これは映画という名のコンサート。
主人公はピアノであり、ピアノによって交差する4人の人物の物語。
良くも悪くもその人物の内側までフィーチャーしないのは、この映画がひとつの音楽であり、作品であるか…
音楽物はそもそも好きな前提を差し置いても、すごくよかった…。。音の世界にどこまでも浸かる楽しさと葛藤、表現者の苦悩を突き抜け歓喜に至る様が、とても美しく繊細に描かれてていた。絵も音も粒立っていた。そ…
>>続きを読む©2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会