よふかし

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのよふかしのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館行きそびれたからネトフリ本当にありがとう‼️‼️‼️
ストーリーはめっちゃベタ。だけどザ・ファンタジーな世界観と個性的なキャラクターのおかげですごく満足感の高い作品。
アクションは迫力があったし、起承転結オチもしっかりしてるから映画館で見てたらもっとスコア高くしてたかも。エンターテイメントとはかくあるべし!

個人的にはサイモンの成長と、焚き火のそばで弱音を吐いてみんなで寄り添うシーンと、ホルガを助けるシーンが好きやった。
サイモンは血筋が抜群に良いのに、全然強くなくて情けない男なんだけど、主人公のエドガンだけは「お前ならやれる」ってずっと信じてる。根拠のない自信に見えたけど、サイモンは実際、自分と仲間の命がかかっている〝失敗できない瞬間〟ではすごい力を発揮してみんなを救う。力はサイモンの中にはじめからあって、最も重要なのは〝己を心から信じること〟だった── 造形が少年漫画の主人公すぎる。笑
焚き火のシーンは言わずもがな。うまくいかなくてみんなの心がバラバラになりそうな時に、真っ先に自分の弱みを打ち明けられるエドガンの器のデカさに痺れた。この日、四人はほんとの仲間になれたんかなって思う。
ホルガを助けるシーンは、ホルガが傷ついた瞬間にエドガンは妻を諦めるんだなってピンと来たけど、それでもめちゃくちゃ良かった。娘にとっては出会ったことのない母よりも、育ての母のホルガだよね。エドガンもそれは分かってた。真実、自分のためではなく娘のためを思って、エドガンは自分の強い執着と後悔を諦めたんだね。カッコ良かった。
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