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バード・ボックスのエスのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.4
ある日、その姿を見ると精神に侵食して、見た者を自殺へと追いやる謎の存在が出現。
次々に人々が死んで人類が滅んでいく中、生き残った妊婦マロリーはわずかな希望を求めて旅をする。
謎の存在は、明確には語られないが、おそらく異星人か侵略者だと思われる。
人間の五感が設定の軸になった映画は『クワイエット・プレイス』『ドント・ブリーズ』があるが、サバイバルする側の視覚が塞がれる状況を聴覚や触覚で補うアイデアが随所にあって面白い。
ラストもしっかりとその設定が活かされていて、良いラストになっている。

『ウォーキング・デッド』もそうだが、本作も人外の存在だけでなく同じ人間も敵となっていている(設定的に精神異常者は精神を侵されず、逆に生存者を襲って謎の存在を見せようとしている)。
何故侵されないのかは最後まで解明されていないが、誰が敵か分からないので緊張感がある。

主演はサンドラ・ブロックで、一緒に旅をする子供の1人は『オビ=ワン・ケノービ』でリトルレイアを演じたヴィヴィアン・ライラ・ブレア。
『オビ=ワン・ケノービ』でも存在感バツグンだったが『バード・ボックス』でも存在感あって映画を引き立てている。
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