黄推しバナナ

アイ・オブ・ザ・デッドの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

アイ・オブ・ザ・デッド(2015年製作の映画)
2.5
監督 : ベン・サミュエルズによる全編ワンカット、主人公の主観視点で描かれるPOVホラー作品。

一言で言えば「酔う」…
約20分ぐらい見て「酔う」止める…
また約20分ぐらい見て「酔う」止める…
の繰り返しで見た思い出の作品…

よくFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム ※操作するキャラクターの本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲーム)をするのだがゲームでも、人間の視覚特性と視角提示における動体視力によるフレームレートの関係性(分かりやすく言えば、不規則な加速・減速と画面揺れの反復が受ける内耳(三半規管や耳石器)からの情報と目からの情報、体からの情報を受けた脳が混乱することによって起こる自律神経系の病的反応)を良く研究して作られている作品は自然と酔わない。
ゲームプレイヤーの視線の左右振りや全速力で走る事によるブレの調整を、マップ状の障害物の配置や敵の攻撃位置の配置で抑えるように作られている。

「酔わないゲームの例」
Call of Duty
Battlefield
Destiny
Apex Legends
Far Cry

などなど

「酔うゲームの例」
Fallout
DEAD ISLAND
BioShock
Dead by Daylight

などなど

※個人の感想なので憤りのメイションは送らないでね😜

この映画作品、人間の視覚特性と視角提示における動体視力によるフレームレートの関係性なんて微塵も思っていないので…見ているこちら側のことなんてお構いなし…最悪です…

冒頭、自宅のベッドから起きてコンタクトレンズを入れてから始まりカメラのパンが絶えず発生する…後ろ向いたり前向いたり…そんなに日常キョロキョロするか…演出によるものなのだろうが手振れが激しい…「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」見たく自宅にずっと止まるのだったらまだマシだったが…終始主人公は落ち着きがない…じっとしていない子供かよ…カートでトウモロコシ畑に出かけたり…自宅にまた避難したり…車に乗って逃げたり…車を乗り捨てて近くの民家に逃げ込んだり…牛の納屋に救助に行ったり…また民家に戻ったり…ゾンビになったり…エンドロール中に映像が挟まったり…研究所に運ばれたり…エンドロール中に映像が挟まったり…研究所に到着エレベーターで運ばれたり…エンドロール中に映像が挟まったり…研究結果のスライド映像が流れたり…エンドロール中に映像が挟まったり…実験室でドリルを持った研究医…最後まで忙しないな…早く終われよ…

この程度の作品なら手軽に「iPhone13」のシネマモードで撮れそうなそんな錯覚する作品でした。

①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

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