このレビューはネタバレを含みます
一体どうしたことだろう
ギャグアクションスパイ映画の続編を見るはずが、ぜんぜん違う内容なんですがこれは
特に3分の2くらいまでは退屈な会話劇と歴史描写と戦争の陰惨さを描いていて、前作のポピーランドなどなどのアホな雰囲気とは完全に趣が逆方向
まともに続編作る気あんのか?
上手いことそれが作用しているのであれば良いけれども、全然そうは思えない
キングスマンの続編だぜ!って映画館に行った人たちは金返せってならなかったのだろうか
あと、前作でもそうだったけれど、簡単に脇を固めるキャラを殺しすぎ
殺すことに抵抗がないのも問題だし、殺すことで得られる影響に安易に頼りすぎ
息子や奥さんを殺して得られるストーリー上の効果に甘えすぎ
歴史上のキャラをところどころに出して来ていたがそれがより一層安っぽさを引き立てるし、もともとその人物をよく知らない人間からすると、なぜそいつが出てきてそれそのものが面白いのか?狙いは何なのかよくわからない
ボスキャラがずっと顔が伏せられていたけど、最後明らかになったときに、えっとこいつ誰だっけ?ってなってしまった
前半ウトウトしていたからこちらが悪いのかもしれないが、きちんと印象付けられていないのではとも思う
初代キングスマンの戦闘シーンがすごくよかったのに、そこから会を重ねるごとにどんどんクオリティが下がっていくのはなぜ?
キングスマンのできた経緯を描いているというが、なんか最後に無理やりこじつけた感もあり感心できなかった
前作はあまりのバカさ雑さに低評価だったが、また別のベクトルでのマイナス面も加わって今作も安定の低評価になってしまった
取り敢えずなんとか3作見終えたけど、期待していたシリーズだっただけに非常に残念な結果に終わってしまった