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オオカミの家のmemeのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.2
やっと観れた!
映画としては好みじゃなかったけど猛烈に実験的な映画だったので印象には残った。
逃げたはいいが食べ物がなくて子供育てられなくて勝手にジャム食べてるのを𠮟れなくて自分が食べられそうになってて、マリアのばかーってなったけどそのマリアが生きた環境が金も人権も搾取されるコロニア・ディグニダなのが恐ろしかった。

モーションアニメってそこからモーション始めるの~…?と気が遠くなった。紙粘土もペンキも藁も木の枝も映画をつくっていてすごかった。映画じゃなくて映像アートだったらもっと好きだったかも。
登場人物の居場所がモーションで作られていくので家の中の間取りも分からないし、外にいるっぽい雰囲気のときもどう移動したのか分からないし、コロニア・ディグニダのドアが出てきたときは(あ、そこに移動したんだ)っていうかんじで登場人物がどこにいて何をしているのかが視覚的に分かりにくすぎてちょっとつまらなかった。

ペンキで描かれて平面的だったマリアが紙粘土が積み重なって立体的になっていく過程とか、登場人物が移動するときに移動元の色が黒く塗り重ねられていくのとか、全部作りました!!っていう狂気のアート作品感が強くて、芸術が爆発しておりました。

登場人物たちの話し方がちょっとスロ~すぎた。
エンディングの不協和音は聞いててうんざりした(笑)
同時上映の骨の方が好みだったなー
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