1970年代半ば
東西冷戦時に、東ドイツから西ドイツへ亡命する話
のっけからクライマックスかと錯覚するシチュエーションと緊張感
その手段が気球というのもスゴい
パラシュート部分を監視の目を掻い潜り、パーツを集め縫う
描かれている事よりも沢山の苦労があったであろう事は容易に想像がつく
あちこちにいるシュタージによる監視社会
息苦しいし、未来への不安果ては命が危うくなる…私達は歴史を知っているから恐ろしさを加味する事ができるが、この映画だけでは8人の命を賭けてまでギャンブルする意味の描写が弱いかなと感じた