『ドリームシップ エピソード1/2』のミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ監督の最新作ということで観ない訳にはいかないとばかりに一足早く試写会で『バルーン 奇蹟の脱出飛行』。こてこてのパロディー映画、アニメ映画、アニメの実写化などに続いては実話を基にした、1979年の東ドイツからの脱出劇。序盤20分ぐらいに意表を突かれてからはぐいぐいと引き込まれた。窮地にもう一焦らしずつ欲しくもあるが、ドラマティックにし過ぎず、抑え目の演出にしているようでもいて興味深い。試写会後は南風を感じて、思いを馳せながら家路についた。