廃墟マニアである都市探検家のヒロインは、男性の仲間２人と水力発電所の跡地に忍び込むがそこには謎の武装集団がいて…。約９０分の上映時間のほとんどがワンカットから成る実験的なアクション映画。
オープニングクレジットは好きな感じのヤツで期待したのですが…。難しい事にチャレンジする心意気と野心は評価したいが…これは完全に企画倒れ…。
ワンカットに気を取られているのか？意図しての事なのか演技がみんな大げさな感じがする。声もわざと張ってるような感じがして抑揚がなくちょっと違和感を感じます。
ほぼ全編で流れる音楽も邪魔くさい…。廃墟を歩く靴音やリアルな音を強調した方が良いのにな…。敵に見つからないようしないといけないのに大声で話したり、奇声あげたりするヤツが居たり緊張感が無い。「クソ！追って来た」じゃねえんですよ！そんな大声出してたらバレますよそりゃ(笑)
他の方も仰っていますが、格闘シーンのもっさり感と段取り丸出しで酷い…。その他の銃撃戦等もスピード感が足りず迫力が無い。
ヒロインに華が無い…もう少し綺麗処を調達出来なかったのか…。もう１人の女性も残念無念…。何だあの髪型( ﾟДﾟ)
何の説明も無しでヒロインの出生の秘密とか出されてもなぁ…。こっちは置いてきぼりですよ( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ
廃墟の風景はなかなか良い。そこだけは臨場感がありました。
廃墟の奥行きは確かに感じる。そこだけはワンカットの効果を感じましたがそれ以外では特にワンカットである必要性を感じません。むしろワンカットにこだわるあまり他に弊害が出ているような…。
廃墟内での鬼ごっこを見せられたようで酷評も仕方無しと思いますが、個人的には何だかんだ言っても観れてしまった…。
アクションシーンがまともだったらもっとマシになっていたと思う。
最近は世間とのズレが激しくてレビューの自信を失っています(^_^;)
ツッコミ所は多すぎるし足りない映画なのは間違いないですが、観れない事はなかった映画でまずまず楽しめました。
