とても期待できる才能を見つけることができた。ビンリュー監督。
氏いわく「明確になったことは、暴力と、暴力によってクモの巣のように広がる影響は、大部分で永続されてしまうということです。これらの問題は文字通りにも比喩的にも、扉の向こうに留まってしまうから。」
最初は厳しい社会環境の中で若者カルチャーを描く作品かと思っていたら、途中からDVの現実を描く作品に変わっていた。
映像で描くことがなかなか難しいテーマをよく表現したと思う。映像というより、対話力というのか。出演者の独白を上手く引き出している。
同氏の今後の作品にも期待したい。