このレビューはネタバレを含みます
全編スウェーデン語のオペラ映画です。
DVDのブックレットによると「20分間短縮するためにシーンを入れ替え、曲も削除した」そうです。
フリーメイソンの儀式に関する場面がほぼカットされ、ザラストロはパミーナの父親という設定になっています。
ストックホルムにあるドロットニングホルム宮廷劇場で上演されたオペラという設定で、実際にはほとんどがセットで撮影されたとのことです。
劇場は、18世紀に建てられたバロック式で数々の仕掛けを有しており、今では世界遺産に登録されているとのこと。今作でも背景の雲や季節転換のカーテンを見ることができました。まさに映画「カストラート」で観たような仕掛け舞台の世界でしたね。
ちなみに、雪の降る屋外のように撮影されているパミーナの自殺未遂の場面ですが、なんと全部セットの中だそうです。鑑賞後に知ってびっくりしました!
舞台を見つめる観客の映像や、幕間の舞台裏の映像までが作品の一部として演出されているのですが、
本作のドイツ語のwikipediaを参照いたしました。