中国の“シャーロックホームズ”こと、“判事ディー”シリーズ、第3弾。
どんどんスケールがアップしていく。いいね。
前作の功績で判事ディーに国宝級の最強の神剣“降龍杖”が贈られる。
しかし、それを横目でよく思わない則天武后。
いつの間にか則天武后に“目の上のたんこぶ”というか、自分が糸を引く陰謀を結果的に暴きかねない大理寺で目を光らせる判事ディーがうっとおしくなってきている様子。
終いには、国の大事な宝が彼に渡されたことが許せず、彼に対して“異人組”なる怪しげな術や武術を使う暗殺集団を彼に仕向ける。
その殺し屋たちと素知らぬ顔して刺客を放ってくる則天武后を何とかかわしながら、“降龍杖”を別のところに隠しながら、逆に宮中に蠢く陰謀に迫っていく、、、。
今回もさらに怪しげな世界観に磨きをかけてくる。
VFX技術も進化し、なかなか綺麗で美しく、怪しげな術の数々。
そして、迫力のあるアクション。ワイヤーアクションだけではなく、ソードアクションなどタフな戦闘シーン。
さらにセットもいつも通り豪華絢爛。さすが中国の都。
宮廷は豪華の極みを尽くしつつ、大理寺は雰囲気のある木造館。
日本に仏教を伝えてきただけある本場の中国。
色鮮やかで厳かで神秘的。
今回は三蔵法師の書物やそれに伝えられているエピソードが使われていてより一層中国ならではのミステリアスさ。
今回はそれらのグレードアップからさらにさらに。
則天武后の手引きで異人組のリーダーが判事ディーに代わって大理寺を治める国師になろうとするその儀式の最中に、、、柱にあしらわれてる巨大な金の龍が、、、目覚める。
これは、ぶったまげた。
そして、今回は判事ディーがなかなか本領を発揮できない面があり、その相棒の活躍が光る。前作から共に動いてるあのイケメン相棒。
彼と、いつの間にか彼らを監視している美しい女剣客との関係も目が離せない。めちゃくちゃ気が強いけどめちゃくちゃ綺麗。
前回からと言えば、大理寺の判事ディーと則天武后直下の近衛隊のリーダー、この2人のライバルなのか友情なのかよくわからない関係値も良い。
“封魔族”。
今回は判事ディーの謎解きに加えて、この時代からさらに遡るような因縁の邪術との戦い。
幻覚使いみたいなやつらで、悪役としてすごく映える展開が楽しめる。
神剣と呼ばれる“降龍杖”の本領も垣間見れる。
サスペンス、アクション、SFの融合が絶妙な中国の唐の時代の歴史スペクタクル推理サスペンスアクション。
このシリーズ、見応えありすぎて楽しい。
あの婆さん、見た目クセ強いし、怖すぎ、強すぎ。
最後の頂上決戦みたいな戦い、これ、映画館の大画面とかで観たい。
この仏教の教えみたいな悟りの境地、スゴいものを観れて聞けた気がする。
いよいよ則天武后が野心剥き出しで本性を表し始める。
次も楽しみだ。
※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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