酷い……
あまりに作品としてつまらな過ぎて放心状態です。
主役の性格がゲスいとかそんなことは、もはやどうでもいい。一部これだけのキャスティング起用しておいてこの体たらく。
観る前に監督チェックしたら、あの「箱入り息子の恋」の監督だったので信用度は初めから低かった。それに主役が草彅剛なことにも信用度は無かった。無かったが！今は観たくても観れない新井浩文、信用度はバリある若葉竜也、脇にてこそ輝きを放つ中村倫也の名が連ねていたので、もう草彅剛とMEGUMIに関しては目をつぶろうと覚悟を決め、なんなら見放題リストじゃないのにわざわざポイントを使用して観ることにしたのは、先述三名の演技が観たかったからに他ならない。…なのに…！！！
あんまり過ぎる……
まず、せっかくの三名を活かせていない脚本と演出の悪さ。ああやっぱりこの監督そういう作風なんすね、、、というコメディなのかシリアスなのかわからない展開。要は完全にすべってる。そして何よりめたくそに悪いテンポ。画の撮り方もつまらない。私はこれまで散々一部屋のみで展開することがお得意の三浦大輔をディスりまくってきたが、固定画、一部屋展開てこんなにしょぼくてつまらない画にしかならないの？三浦大輔ってめちゃくちゃ巧かったんだな！と、まさかここにきて三浦大輔を評価してしまうことになるとはと自分に驚いている。また、下手くそが撮るとこうなってしまうんだということを知った。なんならそれに気づけたという意味でこの作品を観たことをなんとかポジティブに持っていかないことには、ポイントまで使って観てしまった自分の気がおさまらないほどに腹立たしかった。
急に泣かせに入るところ、1ミリも響かないオチ、コメディかシリアスかわからないと書いたけど、シュールにみせたいとしたら緊張感の中にあるふふふ笑いみたいな面白さがとても大事になってくると思うのですが、この監督、本当にそこのセンスが皆無。というか私はもう無理だ。合わない。なので終始「無」の表情で流れゆくドタバタをただただ眺めるだけの時間だった。
MEGUMIを結局こういう使い方にするのもつまんねーし、若葉竜也も中村倫也も無駄遣い。新井さんはもっとやれる人なのになぁ、、これら役者陣がド下手に撮られたことが非常に哀しい。
草彅剛は普通に下手。割と序盤で、ああ、、、と思ってしまったが、ポイント使ってしまったのでしぶしぶ頑張って観たけど、あまりに酷くて早送り気味に観ました。
ポイントのことばかり言っている自分が遺産相続で揉める家族ばりにゲスくなっていて不本意だけど、まじ、観る作品はキャスティングのみで選ぶと痛い目みるというのを久々にやっちまった。とにかく哀しい。
追記
「箱入り息子の恋」の印象が悪かったので、（好きな作品は繰り返し何度でも観たくなるのに対しこれは全くならなかったし、気持ち悪さだけが残ってしまっていたので、、）なんて書いたっけ、と思って自分が書いたのを読み返しにいってみたら、思いのほか監督のことを褒めていて引いてる。笑
