意図せずラブドール職人の道を歩むことになってしまった男の話。ラブドールが単なるモノではなく、その奥深さについて職人としての側面から観られたのが新鮮だった。傍らには美術解剖学の本があったりして、くっそ真面目な一方、ラブドールのように美しくでも擬似的でままごとみたいな、美しい側面だけを切り取ったような夫婦生活の描かれ方がキラキラ美しすぎて私は半分上の空だった。
最後の台詞が印象的。みんな何事もないフリして生活しているけど、誰も知らない『そんな一面』ってあるよねぇ。
あとピエール瀧が役柄にハマりすぎ。