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ゴーストバスターズ/アフターライフのniwajunのレビュー・感想・評価

3.6
面白かったです。ただし、前1.2作を見ている事が楽しめる条件だと感じました。

丁寧に描かれる前半が楽しいです。街自体を80年代で止まっている田舎の街とする事で、懐かしさも感じつつ情報技術を制限させる事に成功しています。なんだかんだ言って映画の設定として80年代から90年代はやりやすいですね^^

マシュマロマンの描き方はまんまグレムリンとして描かれてており、家の模型や実験道具はバックトゥザフューチャー のドクの家を思わせ、あの時代へのオマージュを懐かしく感じます^_^


さて、深読みします。近年のアメリカ映画は本当に政治が絡みますね。今回の作品はアメリカを分断して席巻している「真実論」が裏のテーマでありそうです。

通説とは全く逆の陰謀論を唱える方がありますが、アメリカ大統領戦を経て世間がこの陰謀に非常に注目しています。
今作はスペンクラー博士が陰謀論者として扱われますが、実は正しかった!と言う真実論を展開します。

近年陰謀論者は名を変え真実論として発展しています。真実論者は保守派である共和党を支持政党
としており、トランピニストが多くを占めています。当時は陰謀論として騒がれてきた事も証拠が出揃いあれよあれよと言う間に真実になりました。

ここ日本でも「日本は韓国と朝鮮が裏で支配している」と言う陰謀論がありましたが、政治と統一教会のズブズブな関係が暴露され、あながちデタラメではなかった事が明るみになって来ました。

この映画が伝えたい事は、陰謀か真実かを見極めるため、科学的な視点から検証しよう。という事と、真実を知る仲間を作ろうと言うことではないでしょうか。スペンクラー博士が死んでしまったのは仲間が居なかったからです。


さて、今作は保守派よりの作品であり、リブート版とは恐らく支持政党が違う作品です。
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