幼少期のトラウマが起爆装置となって、少女は体ごと爆発する。その叫び声は耳にこびりついてなかなか消えることはなく、聞くたびに疲弊度が増していった。
爆発→対策→期待→爆発、の地獄の反復は、結局彼女を…
ヘビー級ボクシングの試合を15ラウンド見終わったあとのような、満身創痍の感覚。
福祉制度が日本より整ってそうな国でも、そこからこぼれ落ちてしまう子供は少なからずいる。
規格から大きくはみ出てしまう…
※聴覚過敏は要注意
ドランの「Mommy」には「どれだけ愛する人を泣かせれば気が済むんだ、何ひとつ元には戻らない、そのまま全員撒いてぶっちぎれ」と生命力に泣いてしまったけど、これには戸惑ってるじぶ…
社会福祉制度に収まりきらない感情爆発を抱えた少女、切なさと怒りを隠しきれない魂を描いた怪作。
個人的に激推しの配給会社crepuscule filmsの第5弾が公開、またまたレアなヨーロッパ映画とい…
きっと他人事でありつづけるんだろうなってふと気付いてそれ自体が壊れてる ってことを突きつけられてまだずっと苦しい。
針を落とすようにそっと手を繋げたらバファネa.k.aニーナ・シモンみたいになれる…
ここまでくると親のせいだけじゃなく生まれながらの気質が大きい
兆しが見えても結局救いようがないのめちゃくちゃリアル。
じゃあどうしたらいいのか?
答えがなさすぎる。。という苦悩が現実にもあるんだろ…
今のところ何の解決策も見つからなくても、こういう存在を精一杯魅力的に描ききることは尊いことと思った。実際、最悪の事態も起きて最後も何も状況は上向いていないのも誠実だと思った。誰にも忘れさせないための…
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