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初恋のamuのネタバレレビュー・内容・結末

初恋(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

久々に三池観ちゃいます。
先に言っておくと、私は愛を持って(いや、無いかも)三池のアンチです。下手くそでつまんなくて無駄にエグ映像出したがる三池。ったくよー、と言いながらなんやかんや観てしまう、それが三池作品です。

これ原作あるの?
終始ふざけた内容だった。でも、ちゃんと全部観ましたよー。

染谷くんがヤクザ役と聞いてそれを一番の楽しみにしていたのですが、コミカルヤクザの方だったか、。どシリアスなゴリゴリに悪い染谷くんを観たかったなあ。個人的に。

と、ここで、そう、これ、これこそが三池なのでした。ヤクザの中にどシリアスな人なんか居なかったのでした。シリアスだったのは主演である窪田正孝さんと、モニカ(ゆり)を演じた桜子さんだけで、(だけってわけでもないけど)、ちょいちょいヤクザたちの中にコメディ要素ぶち込んでて、そういうとこだよ、三池!

ちょっと後半のいわゆるクライマックスシーンが中だるみ感半端なかったのだけど、片っ端から殺られちゃうので、ちょっとでも心ここにあらず状態になってしまった私は大森南朋さんの殺られシーンを見逃してしまい、戻して観ました。(これだけ全員殺られたのに大森南朋さんよく逃げれたな~というあまりに不自然から戻してみたら、なかなかダイナミックに殺られてました。笑)

個人的にベッキーが苦手なので、つまるところこれベッキーの映画なのでは、と思ったらかなり嫌にはなったけど、そういった個人的感情を抜きに言うと、ベッキーの本性見たり!というか、こっちが本当のベッキーだよね?うんうん、といったぐらいにイカれたベッキー、ふた皮くらいむけた感じで良かったのではないでしょうか。

ムラジュンてどうしていつも組のNo.2役なんだろう。や、めちゃめちゃしっくりくるんだけども。

ラストらへん、どして突然アニメにしたのか。あのシーンをガチで撮影するのが困難なのでアニメにして逃げました!と言っているようなもの過ぎて、さすが三池でした。

もっとガチで悪い染谷くん観たいので、その場合、三池作品では無いことだけは今作から確信しました。
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