このレビューはネタバレを含みます
公開当時、話題になってるのを見かけて気になってた映画。まあまあかな。
香り、というか花粉によってコントロールされる研究者に、「パフューム」で究極の香りの作成に取りつかれた男を演じたベン・ウィショーをあてるの面白い。
映画としては花に操られて、なんだろうけど、息子の異変や犬の異変も気のせいだったりたまたまだったり、そういう年頃と片付けられるバランス加減で面白い。
ハッピーエンドと捉えられるけど、自我を感じられないのでバッドエンドだと感じた。哲学的ゾンビじゃん。
植物パニックだとシャマランの「ハプニング」を思い出す。あとやっぱ、乗っ取られ系なので「盗まれた街」
気づかぬ間に感染して知ってる人が別人になることの恐怖。感染しちゃえぱ幸せなんだろうけど、なんか嫌だなっていう感覚はずっとある。弱ってる時に死にたくなったら飛び付くだろうけど。
音楽の不協和音が良かった。尺八や琴らしい。日本人でも不気味に感じるからすごいな。ずっと不安定な気持ちにさせられた。
色の配色もビビッドでわざと疲れさせているような気がする。