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さすらいのmhのレビュー・感想・評価

さすらい(1975年製作の映画)
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ベンダースはあまり見てないけど、「パリテキサス」は好きといった程度で、映画館・映写関連の映画として手を出した。
移動映写ではなく、映写機の修理屋さんという設定でした。
ふらっと寄った映画館で突然映写を頼まれたらできるかなぁとか考えながら見てた。おれはたぶん無理。使ったことある映写機ならいけるけど、知らない機械はよー触らん。移動映写やってるみなさんだったら余裕なのかな?
終盤、円運動を往復運動に変えるインタースプロケットについての話題が登場するけど、暗示めいた会話であって、専門的なことはほとんど語られなかった。
同じように印刷業=コミュニストという認識でいいんだろうけど、戦中に関連する話題はなしでした。
ベンダースは一時期、おしゃれ映画として消費されていた印象が強くて、その心理的障壁が邪魔してなかなかのめりこめなくて困っている。
でも初期のロードムービー三部作は全部見るかなー。
なんだかんだで面白かった。
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