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音楽のamuのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
4.5
アニメーション映画としては、「魔法少女まどか☆マギカ」を初めて観た時の衝撃にも似た、センセーショナルな作品だった。(こんな表現方法があるのかという衝撃。)

おそらく、実写(アニメでも)不可と言われてきた作品だろうと思うし、その理由はつまるところ、音楽の表現方法、エモーショナルさの伝え方、そしてそれら感情を揺さぶることの無謀さだったと思う。だがしかし!それが、「全て手描き」「実写を再現してそれを絵にトレースする手法」「楽曲の良さ」で最高の作品に仕上がっている。

楽曲を良くすることは最低限、アニメーションでもあるし、一番伝わりやすいやり方だけど、何より凄いのは「画(絵)」でエモさを伝えることに成功していることだと思う。

いや、、凄い。凄かった。


観終えても岡村靖幸がどこで喋ったのか歌ったのかわからなかったが、それがどの部分だったかを知った時、またしても感情を大きく揺さぶられた。

原作漫画を読んだ時、(原作漫画も味があって良い)、これが実際演奏されたらどうなるんだろうという興味はあったが、なんていうか、そんなレベルじゃなかった。

一見の価値ありすぎです、2020年、人に勧めたい作品。
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