フォンディ

ドリームプランのフォンディのレビュー・感想・評価

ドリームプラン(2021年製作の映画)
3.2
「人種差別を乗り越えて娘をプロテニスプレイヤーに育て上げる父の物語」という点のみにフォーカスすれば美談のように聞こえるのだが、私には家父長制の闇というか、日本で言うところの昭和の核家族における閉塞感のような息苦しさしか感じられず、「家族を自分の持ち物のように錯覚して奇行に走る父の乱心」がひたすら不愉快だった。終わり良ければすべて良しみたいな雰囲気を出して終わるが、いやいやいやいや待てコラ、という気持ちで一杯になった。おかしいって。