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劇場のsayocoのレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.2
なんて感想書こうかと言葉が出てこない、溢れる、困る、考える、悩む
この映画にそんな初めての体験をさせられた。
人を愛するのは、自分の弱さを知り、孤独を感じることなのかも
想像より良い、恋愛と夢の話でした。

永田(山崎賢人)はクズ。
でもこのクズな一面って意外とみんな持ってる気もして。心底の嫌悪感ではなく、どこか自分を見てる気もして。
まだできる、もっとできる、相手の優しさに甘えてどこまで頼っていいのかわからなくなる。だから、永田(山崎賢人)に途中から痛いほど胸をしめつけられる。

さきちゃん(松岡茉優)はいい子。
でも笑顔で相手を許し肯定するのは、離れられるのが怖いからな気もして。1番安全な場所で1人になりたくない。だけど、気づけば、自分を見失ってた。こんなはずじゃなかった。心が壊れていく。でもそれは永田(山崎賢人)のせいじゃないと思う。さきちゃん(松岡茉優)も依存してたんじゃないかと。
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