まっちゃん

シン・ウルトラマンのまっちゃんのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.8
日本三代オタクの一人と呼ばれる庵野秀明による特撮マスターピースの新解釈が真新しく輝く。

シン・ゴジラと同じシリアス路線で考えるとちょっと肩透かしかも。でもウルトラマン原作に割と忠実なので、今回はそういうものとして受け取った方が良いのでは?

実際監督は樋口さんなんだけど、脚本の庵野秀明がどんくらいテコ入れしてるのか疑問。エヴァで忙しかったからほとんど樋口さん作ってたんじゃないかな?と思った。

ゼットンの解釈し直し、地面からウルトラマンが人間握って出現すること、メフィラスとのβシステムの大きさからわかる文明の差、古代生物などなど細かいところでウルトラマンについて相当思いを馳せた人ではないと描けないオマージュ・設定があった。

個人的に一番感動したのは、ザラブとの戦いでいつものあの曲が流れたとき。リマスター(リミックス?というのか)がカッコ良すぎて涙出た。エレキの入り方がクソカッコよくて脳内再生しまくり。

エンディングはかっこいいけど、普通にあのウルトラマンの歌でよかった。なんかエンディングとしてでなく、ちゃんと冷静にイヤホンで聞いたら無茶苦茶カッコいい曲だったけど、本編にあってない。
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