シン・ウルトラマンのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

いまいち、、、結局SFでは感動はしないし、争っているのが高次元で非日常すぎる。

強いのが現れる、でももっと強い力で食い止める、行き詰まったら秘密兵器、それも使いこなして、、その繰り返し。

たしかに敵の展開はどんどん狡猾になってゆく。最初は襲うだけ、その後地球内での内部分裂を狙い、生物兵器として管理しようとする、最後は同族から危険視されて消滅されそうになるけれど超次元に吹っ飛ばす！　まあやっていることが人間離れしているんだわ。ウルトラマンの世界やバックグラウンドを理解している人なら頷けるのか？

同じSFでもシンゴジラは日本の中にあるありものだけでどうにかしていた、だからこそ現実にリンクしていて面白かった。しかも東京、よく知っているところが壊れていって面白かった。

しかしこれはあまりに突飛、高次元すぎ。怪獣たちの人類を利用しようとする思惑が、本当にそうか？と思えてくる。

最終的には高エネルギーの秘密を明かす始末。それってウルトラマン族がもっとも恐れた事態になってない？　宇宙人たちが地球を利用するキッカケを作ってない？　なんか堂々巡りしてない？

なんだかなあ、、面白い！と思えた場面も仕組みもなかった。懐古主義の枠を出ない、趣味だけで作られたような映画。