OSHO

娘は戦場で生まれたのOSHOのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
4.4
戦争と一般市民の真実。

2012年から2016年まで、シリア、アレッポでの内戦時のある家族のドキュメンタリー。

生まれ育った美しい街で戦争が行われ、街が破壊されていく。
撮影中もずっと砲弾の音、子どもたちも犠牲になる。
普通の市民が死と隣り合わせの日々。

亡くなった人たち(子どもを含む)もモザイクなどなく、そのまま映しているので、苦手な人は観ない方が良いかも…
だけど、亡くなった普通の市民の本物の映像を観ると、本当に普通の市民が殺されていってることを嫌というほど、実感させられる。

死んだ子を抱擁する友だちたちのシーンは涙無しにはみられない。

それでも、多くの市民は日常の生活をしようとしている。

何も知らない赤ちゃんは、戦時下でも赤ちゃんだから、哀しくなる。

スコアをつけるのも失礼な映画かもだけど、衝撃度合い、勉強になったという点でスコアをつけました。

※反戦も子育てもともに「命」に向かい合ってるから、人それぞれで良いけど、私なら避難するし、最低でも子どもは疎開させる。

※不幸な人を撮り続ける点は、テレビ報道と同じ違和感を少しおぼえた。

※このアレッポは、先日のトルコ・シリア大地震の震源地にも近い場所。トルコ側と違いシリアは震災の状況もあまりわかっていない。
OSHO

OSHO