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呪いの館のネットのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.5
終盤のふしぎ館が好き。部屋のつながりが変ちくりんなのも良いが、空間編集がなんでもありなのが特に良い。階段降りてたと思ったら次のカットでなぜか地面の上で気絶してたり、部屋の向こうに飛ばされたと思ったら次の場面ではこちらの部屋にいたり。編集が理屈を超えてる。大声出して呼びかけてるのに全然気づかないとか。映画は物理法則に従う必要がないということをイタリア映画は教えてくれる。従う必要がないというより、従わないことが作り手の選択肢の一つとしてナチュラルに存在し続けていることがすごい。
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