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Redのamuのネタバレレビュー・内容・結末

Red(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーーーーん、、
如何せん、暗いな。笑

テーマ的に仕方ないというか、原作は未読なので何とも言えないですが、、

旦那さんが間宮祥太朗で、愛人が妻夫木聡で、会社の同僚が柄本佑って、どんな世界線だよ!クリス・エヴァンスとクリス・ヘムズワースとジェレミー・レナーがいる飲み会かよ!(それ、アベンジャーズ。)

トウコ(夏帆)は不幸で可哀想で、だから昔好きだった彼に再会しこの不幸生活から逃げたいよねと万人に思わせ、トウコ肯定派になってもらおうとすべく夫下げ演出しているのが見え隠れする割にどうにも弱い。

夫はマザコンモラハラな部分も確かに持ち合わせてはいるけど、そこまで酷くも無く見えたし、浮気しているわけでもないし、嫁を好きなのもわかるし、ちょっと中身がお子ちゃまなくらいにしか見えなかった。なのでしっくりこず、トウコに対して全面的に肩入れが出来なかった。

時間軸のズラしという展開方法も効果的には感じられず、え、これは昨日の今日?いまはいつの何時?みたいな、焦れったさだけが気になった。

きっと原作本にはきちんと描かれているのであろう10年前二人に何があったのか。何故これほどまでにお互いを必要としているのか、惹かれ合っているのか、の部分。その描写がまるで無い。なので、その10年振りの再会は二人にとってこの上なく嬉しいことなのか、会いたいけど会いたくはなかったものなのか、だけどほんとのところ会いたかったのか、などが全くわからない。

ゆえに、再会の衝撃も、画面いっぱいに押してくるキスシーンも、ベッドシーンも、観てるこっちは置いてけぼり感。

絡みの場数を踏みまくってきた夏帆とブッキーだけに、なかなかにエロさはあるし、その辺のことが公開時は話題になっていたようなのですが(知らんけど)、他作品で魅せてくれた各々の濡れ場の方が余程官能的だった。

なんとなく、これ女の監督っぽいな~と思って確認したらやっぱりそうだった!というか、三島有紀子だった!(萎
合わね~

結構期待していた作品だったので、だいぶ残念。いい役者揃いなので勿体無いなぁ、。

あと逃亡的な設定やら、灯台的な所へ向かう海沿いを走らせる車とか、二人の場面の多くが車内なことが、李監督の「悪人」に設定被り感否めず。立場も話の内容ももちろん異なるけども。

こういったカップルの行く末、この方向性以外に手は無いのかなぁ。秘密にしていたことが重めの病気なのも、嫌だったなぁ、、、



因みに、以前アルバイトしていたカフェで役者が本業の方がいて、「今度これに出るんだ」と今作の公開前に出演することをおしえてもらっていたのですが、やっと観れたこと、どのシーンで出てくるのかな~という楽しみもあったのですが、まぁまぁのポイントで出演されていました。陰ながら応援してますー!(急に私情)
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