世代的に自分にはあまり刺さらんだろうと思ってなんとなく見てみたんだけど。若いっていいな、やっぱ下北っていいなって素直に思った。街の上でってタイトルがピシャリとハマる気持ちよさ。下北だからこそ。大人になれない大人たちの玩具箱みたいな、夢の後みたいな街だから。
キャラクター描写が素晴らしくて、肩に力が入ってなくて、みんなダサいけどみんな心地良くて。新宿でも渋谷でもなく、下北らしさ全開なのがいいんだよなぁ。
本当に何気ない会話に何回笑ってしまったか。若葉君のリアクションが好きすぎる。会話劇と街の描写がほぼ全部なんだけど、飽きないリアルな空気感が良かった。
そういう自分も相変わらずアイラブシモキタな、大人になれないダサい大人なんだから、こういう映画好きだ。
20年後彼らはまだ下北に住んでいるのかな。その後が見てみたいと思った。