ロウ・イエ監督作品鑑賞6本目!
いつものように手持ちカメラゆえ臨場感が半端ない。かなり画面酔いしたけど...それが監督の特徴であれば見逃せない。惹き込まれていきました。
2013年、広州で実際に起きた汚職事件と騒乱を基にしたクライムサスペンス。
全盛期の香港ノワールのようなストーリー展開。
広州はビジネス街に囲まれた中に昔のまんま変わらない"村"が残っていた。そこは30年前の中国なのに、5分以内で高層ビルのビジネス街に歩き通せる場所だった。
都市再開発計画に反対する住民たちの暴動のさなか、市当局の再開発事業責任者が謎の死をとげる。事故なのか?他殺なのか?若い刑事ヤンが捜査を開始するが、何者かの謀略によりスキャンダルに巻き込まれてしまう。あっという間にSNSで広まり、任務を解かれて、ヤンは香港へ逃げる。
ある日、ヤンは事件の鍵を握る若い女と出会い恋に落ちる...
相関図を頭に入れておかないと少しややこしいが、ストーリーテリングが上手く、ところどころに説明的エピソードを入れてくる。
過去と現在を交互にフラッシュバックさせ、ピースのはまらないジグソーパズルを少しづつ埋めていく感じ。
カーアクションのスピード感、激しいバイオレンスシーン、そして艶っぽいムードシーンあり。
刑事役にイケメンのジン・ボーラン
ロウ・イエ監督作品では顔馴染みのチン・ハオ
『ソウルメイト/七月と安生』でダブル主演したマー・スーチュン
実話絡みなので見応えたっぷりで面白かったです。
※ちなみに私が観たのは128分の【完全版】です。
このジャケ写は間違い易い😑