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トルーマン・カポーティ 真実のテープののんchanのレビュー・感想・評価

3.9
フィリップ・シーモア・ホフマンの『カポーティ』がとても良かったので、ご本人をもっと知りたくなり続けて鑑賞❗️
やはり噂に違わぬ凄い方だった🤩


子供時代、両親の離婚で田舎の親戚を転々として育ち、学校へも行かず自己流で勉強、11歳から執筆していたとか...
そして10代で『ザ・ニューヨーカー』誌のスタッフになる。
NYという街は学歴など何も関係ない。いかに楽しむかを身に沁みて感じる環境にいたようだ。

本人と周りの社交界の有名人が大勢映っているし、作家や当時の有名TV番組のMCが彼の細かな面を詳細に語っている。
例えば
「マーロン・ブランドは皆が認める素晴らしい役者だが、ゾッとするほど頭が悪い!」
などど、本心で言うのか?ほとんど事実じゃなくても話を面白くするために毒舌吐いたりするので、彼の周りには人が集まり常に笑い声が絶えず、いつも場の中心人物だったという。
マリリン・モンロー、ローレン・バコール等数え切れない美女たちと踊ったりしている✨

『冷血』の完成を記念して"プラザ・ホテル"で開かれた仮面舞踏会は、540人の有名人が世界中から集って来た。1960年代を象徴する出来事になったらしい。それぞれに洒落た仮面を付け、ドレスアップした有名人をただ見るだけでも興奮する感じ🥺✨


しかし『冷血』後は精神的に疲弊したのもあり筆が持てなくなり、それ以前にずっと書き溜めていた『叶えられた祈り』の一部を公表したのだが、その内容がまぁ〜有名人の暴露本(その内容には唖然とする)で、それ以降、親友がことごとく居なくなってしまう。

カポーティはゲイでパートナーもいたが、当時は離れていたり、生い立ちもあり、きっと誰も信じられない、友情は成り立たないと思っていたのかも?
とんだ失態本のせいなのか?アルコールと薬の依存症があり、59歳で心臓発作で急死。


しかし『冷血』は興味深いので、これから鑑賞します😌
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