HAYATO

トーゴーのHAYATOのレビュー・感想・評価

トーゴー(2019年製作の映画)
4.4
2024年28本目
Disney+ Original Movie
『哀れなるものたち』に向けてウィレム・デフォー出演作を鑑賞。
『X-ミッション』のエリクソン・コアが監督、『gifted ギフテッド』のトム・フリンが脚本を担当し、ウィレム・デフォー×シベリアンハスキーの神コラボが実現。
1925年冬、アラスカを恐ろしい伝染病が襲う。人々の命を助けるため、ベテラン犬ぞり師・レナード・セッパラは、シベリアンハスキーのトーゴーと一緒に、遠く離れた街にある血清を運ぼうと奮闘する。
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のジュリアンヌ・ニコルソン、『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』のクリストファー・ハイアーダール、『インセプション』のマイケル・ガストン、『タイピスト!』のショーン・ベンソンらが脇を固める。
実話をもとにしたストーリーであり、犬ぞりチームのリレーで血清を運んだ“ノーム血清走行”において、これまでなかなか注目を浴びることがなかった最後から2番目のチームのリーダー犬・トーゴーにスポットが当てられている。
「トーゴー」という名前は「東郷平八郎」に由来しているそう。
血清走行の模様と回想を交互に映す構成になっていて、回想パートでの子犬時代の自由奔放なトーゴーの姿が実に愛らしく、最初はトーゴーのことをウザがっていたセッパラが、トーゴーの並外れた走力に惹かれ、次第にメロメロになっていく様子が微笑ましい。
ほんわかする回想パートとは打って変わり、血清走行パートは映像面の迫力が凄まじく、氷が溶けかけた湖を猛スピードで駆け抜けていくシーンは、この上なくハラハラドキドキさせられた。
勇敢なセッパラ&トーゴー・チームの活躍によって、多くの命が救われたことを忘れないようにしたい。
アレルギーなので望み薄だけど、もし犬を飼うことがあれば「トーゴー」と名付けたくなった。
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