公開前から楽しみにしていた作品。だったけど、若干パンチが足りなくて残念。全体的にポップな絵と音楽で苦しくなく観れたのは良かった。でも、復讐優しすぎない？！（まー強めの演出を目的としてないのでしょうが・・）
不均等で不条理な現実ってことなのかもしれないけど、やはり希望の薄いラストは悲しい。体を張って立てた波風は、ゆるやかに風化しちゃうんだろうなっていう未来が見えてしまう。
道端のキャットコールに愛想笑いひとつ見せず睨みつけるシーンが好きだった。
通りすがりに体を上から下まで見てくるやつ、飲み屋でおかしな距離感で声かけてくるやつ（男にはしないだろ）、ふとした日常の場面で自分もああ出来たらな。ああ出来る社会が当然のものになったらなと思う。
