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マリグナント 狂暴な悪夢のKHのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
3.6
2024年度の年間ノルマ70本中25作品目。
見させて頂きました。

割りかし怖い‼︎と評判のため、またなんとなくスプラッター臭がしたのでタイミングを見計らっておりました。

この度、家族が休みに実家へ帰ってる隙に視聴となりました。
ホラーということ、あとは多少のグロくらいはあるだろうっていう想像しかしておりません。

まずはネタバレなしの率直な感想をば述べたいと思います。

『この手の仕掛けのあるホラーなんかは、視聴しながら「こうなるんじゃないか?これがオチなんじゃないか?」などの想像しながら見たりするもんですが、
なんというか想像の少し上を言った感じです。
これを当てろというのはなかなか難しい話ですが、怖かったというよりはなんなら少しだけ笑えました。
ええええ??みたいな。
繊細で空気感で恐怖を演出する様な高尚なホラーというよりは、昔よく見た怖いものを見てキャー‼︎っと悲鳴を上げてしまう様なホラーを久々に見た感じです。
面白かったかどうかと言われれば、あまり好みの作品ではなかった様に思います。』


また、ここから先はネタバレを含みますのでまだ見てない方はご注意を、


まずやはりなんと言っても面食らったのは、
真犯人が自分の後頭部に居たという点。

例えばよくあるホラーのオチとして、
実は主人公は多重人格でーとか、
いわゆる本人=犯人オチみたいなのは想像しておりました。

作品自体も、なんとなくそんな雰囲気を持っていた様に思いますので、なんとなくそっちの方へ誘導された挙句に、
残念でしたー‼︎と斜め上の方向で騙されたという様な感じでした。

そう考えれば、旦那に後頭部をガーン‼︎とやられた拍子に封印されていたガブリエルが蘇り、関係者を次々にというのはなんとなく納得は行きます。
しかしながら色々とツッコみたい部分がないわけでもなく。
なんで逆関節の人間があんなにも強いのかとか、
どうやって電波で話してるのかとか、
この病院にどうしてこんなにも当時の資料がそのまま残っているのかとか、まぁ色々思うことはありますが、

その辺は野暮なので言わない様にしたいと思います。
なんとなくどうやらかつてのアメリカンオールドホラーを復活させたいみたいな雰囲気を感じました。
ジェイソンとか、フレディとか、
ガブリエルもその仲間に入れたかったのかなぁという、
そんな感じのオールドホラーのノリみたいな勢いを感じ取れる映画でした。

また、なぜ主人公が檻の中へぶち込まれたのかとか、その後の檻の中での惨劇とかはもう想像通りというか、
とりあえずターゲットじゃない奴もある程度惨殺しとかないとなぁみたいな、
コイツがいかに強いかはそれなりにしめしとかなきゃなぁみたいなご都合を感じました。



とまぁ今回はこれぐらいにします。
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