潮風を感じたくて何気なく観たけど、監督は"フランスのケン・ローチ"と称されるロベール・ゲディギャン、初めて知りました💦
ちなみにメインキャストのアリアンヌ・アスカリッドは監督の妻。
監督の生まれ育ったマルセイユを舞台にし、絆を失いかけていたある家族が、難民の子供たちとの接触により、それぞれ再生して行く温かい気持ちになれるドラマ。
20年間連絡を絶っていたパリで人気女優になっているアンジェル(アリアンヌ・アスカリッド)は、父親が脳卒中で倒れた知らせで帰省する。
次兄(ジャン=ピエール・ダルッサン)は教授をリストラされ、歳の離れた若い婚約者(アナイス・ドゥムースティエ)を連れて戻って来たが、その関係は脆く崩れかけている。
長兄(ジェラール・メイラン)は家業の食堂を経営しているが、かつては別荘地で栄えた港町も今は寂れ閑散としていた。
暗くなりがちな状態に、フランスっぽい事件で、難民が町に逃げ隠れているのを知る。そこで小さな姉弟3人を匿い、アンジェルの亡くなった娘への思いを浄化させるかのように向き合う。そこには失語症になった父親と自分の関係、また歳の差のある新しい恋人などが絡み、人生が好転するような兆しをみせる...
※主人公の3兄妹が若い頃を回想するシーンが差し込まれる。海に飛び込むシーンなので、どう若作りしても無理だよな〜🤔と不思議に思ったが、監督の1986年の映画『Ki lo sa ?』(日本未公開)から抜き出された映像で、同じ俳優本人たちが30年以上前に共演したものだった。なるほど〜納得🧐
フランスのケン・ローチか...確かに社会派の家族ドラマでした✨