このレビューはネタバレを含みます
箇条書き
性別違和
出生時の性と自認する性との相違のこと。家庭や学校で受け入れる取り組みが必要。
母親が悪いと責められる。
母親も子供と共に成長している様子.
両親とサシャが学校の無理解と闘っている。友達ができ、やっと学校からも自由に服を着られる権利を得られる。
しかし、バレエ教室からは追い出される。
これからの課題
ホルモン治療を受けるかどうかは本人次第。
将来の心配
いじめ 差別 恋愛。
最後にサシャの母親の言葉
「人は皆、それぞれの役割を持っている。年齢や時期に応じて果たすべき使命が誰にでもある。サシャがここで生きているのはみんなの意識を変えるためよ。そして私はサシャを助けるのが使命なの。多分ね」
サシャが抱えている問題は、当事者でないと本当の意味での理解は難しいであろう。
しかし、サシャの悩みの一部は、同じ人間である私たちにも理解できるところがあると感じた。
素敵なご家族でした。そこが救いだと思う。