望みのMihoのネタバレレビュー・内容・結末

加害者でも生きていて欲しい母と、被害者であって欲しい父。「守りたい」と「信じたい」はどちらも親心だけど、両極端の考えではあるのかと。
事件に関与した当人の家族という立場は、どちらの結果にしても苦しいなと思いながら観てた。家族なんだから、関係ないとは言いきれないよな。

規士が出てるシーンは他の家族3人に比べたら、少しだったけど、被害者にも加害者にも見えた。
受験のためのお守りを妹に買ってあげてたこと、リハビリの勉強をしてたこと、そこに「何もしなければ、何もできない大人になる」と父の言葉を書いた紙を挟んでいたこと、友達を守るために夜出歩いたこと。
規士が本当に心の優しい人だったのはお葬式のシーンで同級生が沢山来ていたことにも表れていると思う。

殴ってきた高山さんは許しません。