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マッド・ハウスのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

マッド・ハウス(2019年製作の映画)
4.0
ロサンゼルス、ハリウッド。
サラ(ナオミ・グロスマン)は複雑な家庭環境のトラウマから逃れるため、法律事務所で働きながら新しい人生を始めることに。
運良く条件にぴったりな物件が見つかり、住民たちも彼女を温かく迎え入れる。
夢のような新生活をスタートさせるサラだったが、やがて誰かに監視されているような気配や脅迫めいた手紙に悩まされるように。
そしてある夜、サラは自宅で住民の1人に襲われて意識を失ってしまう。
そして、マンションを支配する「共同体」が、サラを取り込もうとする。
理想の物件で完璧な新生活を始めた女性を待ち受ける悪夢を描いたサイコスリラー。
ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品。
父との確執、服のデザイナーを目指す夢を持つサラは、新しい人生を始めるためあるマンションに住み始めるが、そこには共同体による監視と拷問と洗脳の恐怖が待ち構えていたというサスペンスホラー。
この「共同体」のモデルになっているのは、麻薬やアルコール依存症のセラピーを行う支援団体から発展したカルト団体「シナノン」。
罰を与え、体力や精神の限界まで追い詰め、自由意思を奪って、団体への忠誠心を植え付けるカルトの恐ろしさを描いているのが、「ミッドサマー」とカブるけど、マンションの親しげで親切な住民が全員グルで逃げられない身近な怖さがあり、じわじわ背筋が凍るサスペンスホラー映画。
「隣人の目が完璧な人を作る」
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