護られなかった者たちへの田舎のカラスのネタバレレビュー・内容・結末

かなり良かった。が一番初めの感想。
震災を題材にしているため、震災にあった方々の過去のトラウマを巡る話かと思っていたが、生活受給者を取り巻く話だった。最後を尊厳を守って生きるか、自分で生き恥だと思いながら生きていくか、戦争などの昔を経験した方にとっては他人の世話になるというのはやはり自分を許せないのだと思う。助けを求められない人が損をしてしまう。必要な助けを必要な時に直ぐに支援できるようにやはり市役所だけではなく周囲のサポートが必要なことがしみじみと感じられる映画だった。
清原伽耶ちゃんが上手だった。ただ1人で成人男性を運んでできるのか？と思いながら見てしまった。主役の佐藤健さんと阿部寛さんはいうまでもなく最高すぎる。安定した演技で安心して見ていられる。