海外のレビューサイトで高評価だったのと、出演している俳優のランス・レディックさんの遺作ということで、劇場IMAXスクリーンにて観賞してきました。が、4作目にしてなお、私はこの世界観が全く受け入れられない。3作目とほぼ同じような状況が延々続きますが、本作の方が上映時間が長い分、退屈なおしゃべりに眠気を感じることもしばしば。
防弾スーツの普及率が高まったおかげで、銃撃戦なのに距離を詰めていく謎の戦闘スタイルにかなり説得力を感じられるようになりました。また本作はカメラワークが多彩で、過去作より画面の動きが増え、ワンパターンのアクションシーンは減ったように思います。展開はいつも同じなんですけど、たぶんファンはそれを望んでいて、とにかく無双してボロボロになるキアヌが見たいんだと、そういうことですよね。
不満点は、殺し屋世界の設定の詰めが甘すぎることと、キャラクター同士の会話が空っぽなのに受け答えが遅いこと。キャラクターみんな声を出すまでの溜めが長い。会話のキャッチボールに緩急がなくて眠くなりました。最初の大阪のシーンだけは、キャラクターがモブまで生き生きとしててすごくよかったです。アクションも含めて、大阪のシーンまででお腹一杯。
