信の大将軍への道がはじまる。魏の侵攻を撃退するべく縛虎申のもと農民兵同士で伍というグループをつくり助け合いながら進軍していく。その中にいる羌瘣(清野菜名)という謎めいた人物、姉の仇を討つために魏を目指しているというが、同じように無二の親友漂を失った信はマイナスのパワーを漲らせた羌瘣を心配し、かつて漂と語り明かした夢を叶えたい、仇を討ってオマエが死んで姉ちゃんは喜ぶのかと羌瘣に話して聞かせる。信の語る清く正しい言葉と仲間のために私欲を捨て戦うことで、羌瘣は次第に明るい表情を見せ、秦の勝利ののちひとり魏へと旅立つ。信も今回の戦いで将軍の器のなんたるかをまざまざと見せつけられ、まだまだ修行が足りないと自らを奮い立たせ王騎の元へ。まさに少年マンガの王道で安心して見られるストーリーライン。ただ続編ありきの作り方なので、この作品だけでの評価はなかなか難しい。ぜひこのクオリティで続編を作り続けて欲しい。
